inaojiの日記

社会科教師OBの社会科系徒然語り

2022-01-01から1年間の記事一覧

太田道灌の山吹の歌も柳家小さん師匠にかかるとこうなる

落語は日本人にしっくりくる「柳家小さんの太田道灌」 錦鯉も、サンドイッチマンも好き。でもこの頃、落語にはまっている。「大笑い」というより「クス」とくる笑いにホッとするのは、日本人だから? 太田道灌について 「太田道灌」は、戦国時代の入り口、15…

習総書記 3期目確定だそう 

胡錦濤前主席が明らさまに排除される 退席させられる胡錦濤全主席 習近平総書記(国家主席)が3期目を確定させた。中国共産党第20回党大会で、異例の3期目に入りだ。その際、胡錦濤前国家主席が退席する(させられる)場面があった。怖いですねえ。 さらに、…

反日韓国 時代遅れ

相変わらずの韓国の日本批判 尹錫悦大統領と李在明氏 今年3月の大統領選挙で危うく(?)当選仕掛けた李在明(イジェミョン)氏が、今度は野党の党首として猛烈な反日を展開し、政局を賑わしている。相次ぐミサイル発射など北朝鮮の軍事挑発に対抗し実施さ…

進展無き拉致問題解決策の鍵は、故安倍前首相の意志の実現あってこそ

20年何の進展もなかった拉致問題 今月15日で、北朝鮮から拉致被害者5名が帰国してから20年目が経過した。 この間、拉致問題は何の進展もなかった。横田めぐみさんの母、早紀恵さんは、 「いつまでたっても解決しない 。言いようのない苛立ちを強く感…

キッシーも鳴かずば撃たれまい

高橋洋一先生の岸田

承久の変の歴史的意義鎌倉幕府の特徴とは

2代執権 北条義時 北条義時 鎌倉殿を補佐した二代目執権 (中公新書) 作者:岩田慎平 中央公論新社 Amazon 目次 鎌倉殿の13人の、鎌倉殿とは誰のこと 鎌倉幕府150年のうち 源氏の家系が将軍だったのは何年間か 改めて 鎌倉殿とは誰のことか 北条義時とはどのよ…

島根原発2号機再稼働 島根原発の申請と、泊原発の違いはどこにあるのか

島根県丸山達也知事が、6月2日、島根原発の再稼働を表明した。 島根原発は、全国で唯一県庁所在地に立地する。原子力規制委員会の安全審査に合格してから約9か月。ほぼ混乱なく「地元の同意」を取り付けることができた。 泊原発のように、全国では、審査が通…

泊原発差止命令  安全性の問題 電力不足は大丈夫か ソーラーパネルの中国企業進出危機に耐えられるか

◯ 北海道地裁は、津波対策に不備ありと 泊原発差止命令 5月31日、北海道地裁は、「津波に対する安全性の基準を満たしていない」ということを理由に、泊原発の運転を認めない判決を出した。周辺住民1200人の要望に沿ったものとなった。 判決について、裁判長…

八重さんロス

八重さん 北条義時 鎌倉殿を補佐した二代目執権 (中公新書) 作者:岩田慎平 中央公論新社 Amazon 北条義時 「武士の世」を創った男 (PHP文庫) 作者:嶋津 義忠 PHP研究所 Amazon 29日の大河で、八重さんが亡くなった。 え、ここで死ぬのか。 まず、単純に八…

「対中露 日本は国際結束の中核」とあるが、どうすれば中核となれるのか 産経新聞 5月31日より

慶応の教授、細谷雄一氏が、「対中露 日本は国際結束の中核」という記事を書かれている。 結論として「アジアや、アフリカの国々をこちら側の仲間にするためには、日本が中核として、積極的な『攻め』を行わなくてはいけない」という主張ではないかと思う。 …

習氏「運命共同体」呼び掛け 中国安保協定合意に失敗 産経新聞 5月31日より

中国の王毅国務委員兼外相が30日に、フィジーで南太平洋の島嶼諸国と外相会議をオンラインで開催したという記事が今日の一面。 5月24日の日米豪印首脳会談で、中国を念頭に、力による現状変更に反対する表明への対抗措置だろう。 中国の、今回の試みはタイ…

東国の桓武平氏諸流による平家打倒

平家の世を滅ぼしたのは源頼朝だ。では、頼朝を支えた武将たちも源氏だったのか。そうではない。頼朝に従う東国武士団の多くが、桓武平氏の流れを汲んでいた。つまり頼朝に従う東国武将の多くは(千葉氏、上総氏、三浦氏などなど)平氏の末裔だった。平家は…

沖ノ鳥島EEZ南方 中国、日本権益阻止へ論文 大陸棚延長 否定狙う  産経新聞5月30日 一面

中国は、最新機器を用い、広範囲、高密度で九州・パラオ海嶺について調査した。この調査結果を基に、『沖ノ鳥島以南の大陸棚は、日本の大陸棚では無い』と主張する科学論文を発表した。 相変わらずの中国の拡張主義に辟易する。しかし、この地域に眠る地下資…

5月30日読売新聞より 「ウクライナ 東部州要衝 攻防続く ゼレンスキー氏 初めてキーウ外に」

ごちゃ混ぜの見出しだが、「東部州要衝 攻防続く」が太字なので、ここが中心なのだろう。 東部ルハンスク州というところの要衝都市、セベロドネツクというところを巡って、ロシアとウクライナの両軍が激しい攻防をしている、と書かれている。 本当にウクライ…

5月30日読売新聞より ホンダAI開発 を読んで

読売新聞の一面トップ記事は、「ホンダが車のAI開発」だ。大見出しに、『ホンダAI開発へ 認知機能低下 車が検知 「短い車間」「信号遅れ」で』とある。 昨今の高齢者ドライバーが起こす重大事故に対する視点。 ところで、なぜホンダなのだろう。どうしてトヨ…

不合格教科書を読む 弥生時代のスタートはいつか

不合格教科書を読む 弥生時代 私が教師現役時代は、弥生時代を「紀元前300年前後から、紀元後300年前後の約600年間」と教えていた。現在の多くの教科書では、約100年遡り、紀元前400年ごろから始まるとされているらしい。 しかし、竹田氏の不合格教科書では…

不合格教科書を読む 日本文明について

社会科教師が教科書で触れてこなかった「日本文明」とは、世間ではどのように捉えられているのだろう。 とりあえずウィキキペディアを検索してみた。 ① 日本文明とは、「日本列島あるいは日本人又は大和民族に固有の文明社会を想定する用語」とある。 また、…

不合格教科書を読む 神話と考古学について

中学校社会解説に、「神話・伝承などの学習を通して当時の人々の信仰やものの見方などに気付かせるよう留意する」とある。 これによって、各教科書とも、神話に関する記述が見られるはずだ。 竹田恒泰氏の不合格教科書には、天孫降臨という一章がある。そこ…

鎌倉幕府は貴族社会から独立して、東の国をつくり上げたのか?

鎌倉幕府の成立によって、西の国(天皇の支配)から東の国(武士の支配)が独立した、と捉える人がいる。現在、並行して読んでいるいくつかの本の筆者も、「鎌倉幕府を、西から東が独立した」と捉える方が複数いる。例えば、「日本中世に何が起きたか」の作…

岩田慎平氏の北条義時を読む

岩田慎平氏は、昭和53年生まれ。日本中世史(中世武士論、鎌倉幕府論)が専門。現在は、神奈川県にある郷土資料館の主任学芸員を務めていらっしゃる。この本は、2021年に中央新書から発行。 今年の大河ドラマ、「鎌倉殿の13人」の言わずもがなの主人公が北条…

日本の磨製石器は世界最古(不合格教科書を読む)

日本の各地から、局部磨製石器が発掘されている。 これって、すごいことだ。しかも「超」がつく すごいことだ。 日本で発見されている磨製石器は、およそ3万5千年前のもの。世界では、一般的に磨製石器は、約1万年前ぐらいから見られるようになる。日本の磨…

なぜ、日本だけが王朝の交代がなかったのか(不合格教科書を読む)

この問いは、面白い。 この問いをもつためには、中学生が「日本は、王朝の交代がなかった」という事実を知っている必要がある。「日本てすごい」まずは、こういう感想をもつことが前提。その上で『ところで、どうして日本は王朝の交代がなかったのかな』とい…

不合格教科書 面白い!

竹田恒泰さんの中学歴史不合格教科書の最初のバージョンを読んでいる。 中学校教師を続けてきた私の率直な感想。『面白い』 ただし、内容が濃すぎて、ページ数が多い。実際に教科用図書として使用するには、教える教師の腕を必要とする。もし教師がこの教科…

鎌倉殿の13人より 「佐竹の描き方 ちょっと残念」

3月13日のエピソードは、佐竹氏攻め。 茨城の住人としては、三谷さんがどう描くのか気になる。 金砂山城とおぼしき 砦のようなところから 佐竹氏の誰かが降りてくる。 下からは平広常(上総広常)が登って行く。 階段の途中で 広常は いきなり 佐竹氏を切る。 …