竹田恒泰さんの中学歴史不合格教科書の最初のバージョンを読んでいる。
中学校教師を続けてきた私の率直な感想。『面白い』
ただし、内容が濃すぎて、ページ数が多い。実際に教科用図書として使用するには、教える教師の腕を必要とする。もし教師がこの教科書を読んで解説する授業をしたら最悪だ。この膨大な量では、授業時数が足りない。子供の興味が続かない。このような点に注意してアクティブにこの教科書を活用する授業をするなら、とても良い教科書だ。
序文に『わが国がいつ建国されたのか、知っているか』『誰が日本を建国したのか』という問いに対して、知っている人は2%という指摘がある。まさか2%ということはないだろうが、事務所の行政職の職員に聞いたところ、知らないようだった…。
教育関係の仕事をしていて、高学歴である行政職の人も、高い確率で知らないらしい。
いくつかの説があるにせよ、竹田恒泰氏がいうように「神武天皇が紀元前660年（皇紀元年）にわが国を建国された」と聞いたことがある、くらいの知識は欲しい。
自国の神話を知らない民族の国は滅びると言った歴史学者がいたという。ちょっと恐ろしい状態だ。
