inaojiの日記

社会科教師OBの社会科系徒然語り

5月30日読売新聞より ホンダAI開発 を読んで

 読売新聞の一面トップ記事は、「ホンダが車のAI開発」だ。
大見出しに、『ホンダAI開発へ 認知機能低下 車が検知 「短い車間」「信号遅れ」で』とある。
 昨今の高齢者ドライバーが起こす重大事故に対する視点。
 ところで、なぜホンダなのだろう。どうしてトヨタマツダではないのか。
 
 リード文を読むと、
『AIで分析し、運転者の体調の異変を見つける技術開発に乗り出す』とある。
 つまり、まだ開発された訳ではなく、これから開発し出す技術ということ。
 ますます、「トヨタなどの他の企業はこの分野で手を抜いているのか」それとも、「本当は、他社も開発し出しているが、読売新聞社がホンダだけに焦点を当てているのか」
 さらに『ホンダは、国の量子科学技術研究開発機構と共同で、磁気共鳴画像(MRI(やセンサーを使って、運転者の農薬目の動きを分析している』とある。
 「え、国機関との連携をホンダだけ既に進めている、どうしてホンダだけ?」「人の安全を守るためなら、国の機関が一企業とだけ連携していいのか?」と思う…。それとも、他企業も連携している?

 記事を読むと、トヨタマツダは、別の方法で同様の研究を進めているらしいが、国との連携については読み取れない。

 

 それにしても、この技術はすごい。人の安全を守るために有益な技術だ。
 例えば、『運転者の視線を検知し、横断する歩行者の見落としを警告する技術を開発中』とある。
 運転者が、うっかり歩行者の存在を見落とせば、即大事故だ。
 さらに、緑内障の検知など、体調や病気の分析もできるようになるらしい。車が、高齢社会への対応の一助となり得る。本当に素晴らしい。
 この技術をぜひ完成させ、ホンダだけでなく、全てのクルマ業界で共有していただきたい。