常陸の国には、延喜式神名帳に記載されている神社、いわゆる式内社(延喜式内社のこと)が全部で28座ある。
延喜式内社とは、『延喜式』という平安中期の法典に登載されている神社のこと。
全国(宮中、京中、五畿七道 )に約3千座(3132座)がある。
「座」とは 神座のこと。
筑波山神社のように一社に二座 筑波男神 と筑波女神 の二柱の神を祀る場合もある。
だから、神は28座だが、神が祀られる社は、27社ということになる。
常陸の国の式内社28座とは
『延喜式』卷 九 いわゆる 神「 名帳」 に登載されている常陸国28座の明細は次の通り である。
○鹿嶋郡二座
・鹿嶋神宮・大洗磯前薬師菩薩神社
○真壁郡一座
・大国玉神社
○信太郡二座
・楯縫神社・阿弥神社
○久慈郡七座
・長幡部神社・薩都神社・天之志良波神社・天速玉姫命社・静神社・稲村神社・立野神社
○那賀郡七座
・大井神社・青山神社・吉田神社・阿波山上神社・酒列磯前薬師菩薩神社・藤内神社・石船神社
○新治郡三 座
・稲田神社・佐志能神社・鴨大神御子神主玉神社
○茨城郡三座
・夷針神社・羽梨山神社、・主石神社
○多珂郡一座
・佐波波地祇神社
延喜式神名帳には、「神社の祭神」についての記載が無い
延喜式神名帳には、式内社の記述はあるが、その神社がどこにあるのかは郡名のみしか記されていない。
だから、実際は古代からその神社がそこに祭られていたのかどうかさえ、よく分からない。
もしかしたら、延喜式神名帳に書かれていた神社と今の神社は別の神社という可能性すらある。
また、祭神についても延喜式神名帳には明確な記述が無い。
つまり延喜式神名帳に書かれた神社に、どのような神様が祭られていたのか分からないし、場合によって時代によって祭られる神が変化し、もともとは現在の神では無かった、ということも大いに考えられる。
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