ブギウギとは何か:笠置シズ子はどうして笠置「シヅ子」に改名したのか
ブギウギとは、アフリカの言葉で「踊る」とか「太鼓を叩く」とか、「離陸する(いっちゃってる)」とかいう意味があるらしい。
音楽的には、ジャスピアノでブルースを演奏するときの技法を指す言葉だという。
アメリカでブギが生まれたのは、1870年~80年にかけてで、鉄道機関がテキサスまで伸びた頃だった。鉄道が都会と繋がると、片田舎でブギを弾いていた黒人ピアニストが都会に進出しやすくなり、ブギが徐々に普及していった。
そして、1900年ごろにかけブギはアメリカの至る所に広がりやがてレコードも出るようになった。
日本でブギウギが流行ったのは、戦後の復興期の1940年代。
日本全国何も無くなってしまった時代であり、暗い時代だっただろうが、そんなときだからこそ、人々は前を向くことができる明るい音楽を欲した。
有名なのが笠置シズ子さん。ブギの女王と呼ばれた。東京ブギウギ・買物ブギなどで一斉を風靡する。
この笠置シズ子さんが、朝ドラブギウギの花田鈴子のモデル。
さて、笠置シズ子さんは、1957年に歌手を廃業している。その後は女優として女で一人で一人娘を育てている。
そして、歌手を廃業し女優一本でやっていくことを宣言したとき芸名を「シズ子」から「シヅ子」に改名している。